習志野台空手道クラブ

習志野台(飯山満)空手道クラブのブログです。練習日程などを記載しております。

子供の習い事としての空手

コロナウィルスの影響で、緊急事態宣言が出ています。

そしてそれがまた延長という事で、中々集まっての空手の稽古ができません。

本当だったら毎週土曜日に、こじんまりと空手の稽古をする事が当会の目的でしたが、それすらも叶わないという日々ですね。

今はじっと耐えて、冬が終わり春が訪れる頃には少しでも状況が良くなっていることを望むばかりです。

 

さて、空手を習い事として考えていらっしゃる方も多いと思います。

どうして空手を選ぶのでしょう?

 

よく聞くのが、礼儀を学んでほしい・体が強くなる・護身術などいろいろな目的があるのだと思います。

ですが、子供にとっては正直その習い事が楽しいか否かという事だと思います。

「〇〇くんがやってるから」

「✖✖ちゃんに誘われたから」

そんな理由で習い事や塾に通っている子供も大勢いると思います。

 

かく言う私も少年時代に、友人が通っているという理由で水泳教室、英語教室に通ってみたり、少年野球チームに入ったりしました。

でも、考えてみると本当にやりたかったの?と言われるとそんな事はありません。

子供なのでその場の勢いや友達に流されてという事もあると思います。

 

空手教室は空手を教えてくれる場所ですが、やり方は様々あります。

厳しく強く育成する道場もありますし、ほとんど形しかしない道場もあります。

いくら空手が上手くなったとしても、それだけで全てが上手く行くわけではありません。

 

ですが、空手を学ぶことで身体が強くなるということは間違いありません。

所謂礼儀作法については、確かに「礼に始まり礼に終わる」という言葉通りに礼儀正しい所作はあります。

ですが、本当の意味で理解していなくては、あまり意味のあるものではないでしょう。

姿勢が良くなると聞きますが、空手のときは姿勢が良くても普段が駄目ならそれは駄目でしょう。

 

子供たちが勝手に身に付くものではなく、私達と一緒に学んでいくものだと思います。

何故礼をしなくてはいけないのか?

何故勝って喜んではいけないのか?

何故相手を挑発しては行けないのか?

いろいろな決まりごとの中には理由があるのです。

その理由こそが武道として重要なことだと思います。

正座をして黙想を行う理由など、空手道には様々な要素が入っているのです。

 

単に強くなるだけならば、格闘技を学んだり筋トレに励むのが近道かもしれません。

ですが、「道」という名前がつく武道です。

強くなる事と教育的観点のプラスアルファがあるから「道」なのです。

帯の色が上位の子供は下の子供の面倒を見る必要があります。

黒帯を締めたら、後輩への指導が当たり前に行えるそんな自主性が重んじられるのです。

 

運動やスポーツではない武道であるから空手には価値があるのだと思います。

 

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